七飯町・北斗市近郊の就労支援、相談支援、グループホーム、地域活動支援を行う「道南福祉ねっと」

１.概要

社会福祉法人道南福祉ねっとは、養護学校等に勤務する教職員有志の障害児者の地域生活保障運動から生まれた、全国的にもユニークな法人の一つです。

「今、七飯からはじめよう、福祉のまちを創る会」を母体とし、障害者の無認可作業所「共働作業所ToMoハウス」の開設を経て、（社福）七飯地域福祉ねっとを設立。その後、就労支援事業、共同生活援助、共同生活介護、短期入所、相談支援等の事業所を開設するとともに、法人名も「道南福祉ねっと」へ変更し、北斗市、七飯町、森町の１市２町で、共生・共学、ソーシャルインクルージョンを理念に、現在、高度地域福祉社会の実現と充実を期して、障害当事者支援を行っています。

２.職員体制について

・グループホームの職員配置については４名の入居者につき１名以上の比率で職員を配置し、支援の充実を図っています。
・宿直及び深夜勤務の職員、また、法人本部の待機職員による夜間支援も含めた２４時間体制での支援を行っています。
・栄養士の指導のもと、各ホームごとに職員が食事を提供しています。
・保健師・看護師の指導のもと、衛生管理や体調管理等の支援、医療機関との連携等を図っています（次項３及び４を参照）。
・触法障害当事者等の相談・支援等について、専門職員の配置による地域生活移行個別支援を行っています。
・就労支援事業に係る職員配置については、利用当事者の就労に係る支援とともに、相談等を含めた生活支援にも力を注ぎ、あらゆる対応が可能となるような人員を確保しており、基準人員をはるかに超える配置に努めています。

3.衛生管理体制について

・保健師、看護師、栄養士等による指導のもと、日常的な衛生管理、体調管理の他、定期的な健康診断、掲示物による周知及びマスク、アルコールスプレー等の設置等により、感染症、伝染病等の未然防止の対策を敷いています。
・入居者や通所者に食中毒、感染症、伝染病等の罹患が生じた場合、協力医療機関との連携を通して、あらゆる対応を図るとともに、法人全施設において緊急体制を講じています。
・独自に介護保険・社会福祉事業者総合保険に加入し、いかなる事故・事件にも即応できる体制を構築しています。

4.医療との連携体制について

地域の医療機関との協力のもと、包括的な連携体制を整えています。

（１）嘱託医療機関

（２）協力医療機関

上記の他、各専門医に協力依頼しております。

5.非常災害時の体制・対応

防災管理規程、緊急対応規程その他関係機関諸法令を遵守し、災害の発生の防止に最善を尽くしています。

6.その他（地域及び各施設との連携等）

・町内会や商工会への加入をはじめ、七飯町高齢者あんしんネットワーク、七飯町相談実務者連絡協議会等への参加、函館少年刑務所、函館保護観察所等の法務省管轄機関との連携、函館手をつなぐ親の会（本人部会：いかす会）、ピープルファースト北海道、みんなの会やDPI北海道ブロック会議等障害当事者団体との連携等、七飯町を拠点に多方面に包括的な連携体制を構築しています。

・法人では他に指定相談支援事業所、就労継続支援事業所、地域活動支援センターを運営しており、各施設におけるサービスや職員等の連携、バックアップ体制を図り、グループホームを起点とした総合的支援体制を整えています。